本日は紹介の遅れていたノノットの春夏新作アイテムをご紹介します。

color Clay Mist
size 3. 4.
私は、薄い素材を重ねてチェック柄が透けるレイヤードスタイルが好きです。
ただ、2枚の生地を重ねるのは手間がかかり、着心地も重たくなってしまう。
その不満を解消するために、一枚の素材で「透けるチェック」を表現したのが、この Wool/Silk Ghost Plaid です。
表側は、軽やかなサマーウール。 裏側は、しっとりと肌に寄り添うシルク。 二枚の異なる顔を持つ素材を接結し、さらに裏側に濃いめの配色でチェック柄を織り込むことで、表地越しに淡くチェックが浮かび上がります。
まるで幽霊のように、光の加減や動きによって見え隠れするその陰影は、奥行きのある佇まいを生み、レイヤードの美学と実用性を一枚で叶えました。
さらに、肌に触れる面はすべてシルクで構成しているため、極上の着心地です。 素肌にシルクシャツを重ねているような贅沢な感覚で、夏の空気を纏うことができます。
型はMinimum Shawl Collar Oversized Shirtです。
nonnotteのコレクションの中でも静かな存在感を放つ、ミニマムなショールカラーシャツです。
特徴は、削ぎ落とされた襟元のライン。 ごく細いショールカラーが、開けても閉じても美しいバランスで収まるように設計され、nonnotteらしいリラックス感の中に凛とした佇まいを感じさせます。
素材のしなやかなドレープが首元から胸元にかけて自然な陰影を生み、シンプルながら奥行きのある表情に。 身幅にたっぷりと余裕を持たせ、袖も立体的に設計しているため、動くたびに Wool/Silk Ghost Plaid の奥行きあるチェックが淡く揺れます。
一見控えめな印象の中に、実験性と色気を秘めたシャツ。 ぜひ袖を通して、その陰影の美しさを体感していただければと思います。
以上がデザイナーからのコメントになります。
展示会で一番印象に残った、不思議な柄と滑らかで弾力のある独特のタッチが素晴らしい素材になっています!







color Ink Trace
size 3. 4.
この素材は、Eau de Tailleur と同じ哲学のもとに、全く同じ糸を用いて織り上げた、シャツ専用の平織生地です。
名付けた Eau de Chemise(オー・ド・シュミーズ) は、「シャツの水」という意味で、この素材が持つ軽やかさと肌離れの良さ、水のように透けるような質感をイメージしています。
ウールでありながら、水のように軽く、空気を含むようにエアリー。 そのしなやかさと適度な透け感は、ウールシャツの常識を覆す新鮮な感覚です。 ブランドのシグニチャーであるヘビーブロードと双璧をなす存在として、今後の夏の定番にしていきたい素材です。
「ウォッシャブルウール」と呼べば簡単ですが、一般的なウォッシャブルウールと同じ括りにされるのは、この素材の本質を損なうように思います。 薬品処理に頼らず、紡績の段階で毛羽を内側に巻き込みながら撚糸し、糸の芯にナイロンを約12%隠し込むことで、強度と形状の安定性を保っています。
その結果、ガンガン洗えるタフさを持ちながら、ウールならではの柔らかさと高級感を両立しました。 さらに、糸の段階で先染めを施し、ムラのない深みのある色合いに仕上げています。
今回はこの素材の美しさを活かし、先染めでストライプ柄を2色ご用意しました。 深みのある墨色の「Ink Trace」、洗いざらしでも美しく、何度洗っても色褪せない、上品な仕上がりです。
肌にまとった時の軽さと清涼感は、まさに「水を纏う」ような感覚。 洗いざらしでも自然で美しく、夏のシャツとして理想的な素材だと自負しています。 ぜひ袖を通して、この新しい水脈を体験していただければと思います。
こちらは、この素材でお作りしたOversized Shirtです。nonnotteの定番として提案を続けているオーバーサイズシャツを、今回もアップデートして展開いたします。
肩から袖にかけて、身幅にたっぷりと余裕を持たせたシルエットはそのままに、裾のラインをこれまでよりも緩やかなラウンドに変更しました。 これにより、動いた時に裾まわりのドレープが自然に流れ、素材の軽やかさがより引き立つ表情に仕上がっています。
定番でありながら、素材やディテールを見直し、少しずつ理想に近づけていく。nonnotteが追い求めるシャツの美学が宿った一枚です。
ぜひ、ワードローブに加えていただき、その進化を感じていただけたらと思います。
以上がデザイナーからのコメントになります。
洗えるウールシャツの正解のようなアイテム、おまけにプライスも控えめで大変好評で完売いたしました。
26AWで同じ系譜のいい感じのオンブレシャツがリリース予定なのでご期待ください!







Drifter Slacks(Hard Twist Ostrich Jersey) ¥40,700
color Inkshade
size 3. 4.
日本の湿度の高い夏に、本当に最適なTシャツとは何だろう。
ただ軽ければいいのか。 ただ涼しければいいのか。
僕はその問いに、ずいぶんと長い時間向き合ってきました。
出した答えは、わがままと言われても仕方のないものでした。 「シルクのようなシャリみのある強撚糸の肌触り」 「布帛のサッカー組織のように凹凸があってベタつかず、肌離れがいいこと」 「天然繊維で、何度洗っても、乾燥機をかけても翌日着られる強さがあること」 「縮まないこと、斜行しないこと」 「経年変化で毛羽が立たないこと」 そして、そこにひそやかなエレガントさが宿ること。
このすべてを叶えるために、僕たちはブランドオリジナルの糸から開発しました。 60番手双糸の強撚コットンを、さらにガスで焼いて毛羽を取り除き、シルクに負けないほどのシャリ感となめらかさを出しました。
それを、ジャカードで布帛の平織を再現しながら、強撚糸の伸度の差を活かして凹凸を表現。 オーストリッチの羽のような、奥行きのある陰影を持ったリンクス編みの組織にしました。
このリンクス編みは、古い機械でしか編めず、1日に1反しか作れません。 それでも選んだのは、他の編み地では絶対に出せない、凛とした表情と風合いがあるからです。 染色後にタンブラー仕上げを施し、より柔らかな肌触りに整えています。
洗濯機で洗えて、乾燥機にもかけられる。 何十回洗っても斜行せず、毛羽もほとんど立たない。 肌に張り付かず、真夏の暑さの中で快適に、そしてささやかに誇らしく着られる。
そんなTシャツのために、ここまでやるのか、と思われるかもしれません。 でも僕は、わがままを言ってよかったと思っています。 上質で、毎日着られて、ずっと気持ちがいい。 自信を持っておすすめできる、そんな素材ができあがりました。
この素材で仕立てたのが、このタキシードカーディガンです。 カーディガンという気軽な名前でありながら、見た目の存在感は完全にアウター。
リンクス編みの奥行きある陰影と、このシャリっとした質感が、鋭く設計された襟のラインに重なり、タキシードを思わせる気品を感じさせます。
一般的なショールカラーではなく、あえてシャープな襟にしたのは、この素材の迫力を活かすため。 肩の力を抜いて羽織れるのに、どこか背筋が伸びる。 そんなバランスを求めました。
ブルゾンのように立体的な袖、柔らかく体に沿うポケット。 ディテールの随所に、カーディガンの気軽さと、アウターの気品を同居させています。
同じ素材で仕立てたのが、このDrifter Slacksです。 「ジャージーパンツに見えないこと」が、このパンツの狙いでした。
リンクス編みのドレープ性とシャリ感が、ストレートシルエットの中に美しい落ち感を生み、軽やかさと優雅さを両立しています。 穿くと肌に張り付かず、まったく蒸れず、伸縮性があって快適。 それでいて見た目はエレガントなスラックスそのものです。
ジャージー素材のパンツにありがちな、ルームウェア感やカジュアルさは一切ありません。 素材の特性を活かし、暑い季節でも気持ちよく、堂々と穿ける。 そんなパンツに仕上がったと思います。
色は褪せても美しさが残る墨がかった「Inkshade」。 軽やかでいて堂々とした、夏のダークカラーにふさわしい色になっています。
以上がデザイナーからのコメントになります。
コットン素材とは思えないシャリシャリの素材感が蒸し暑い日本の夏にぴったりなアイテムです。
特にパンツが素晴らしく夏も長ズボン派の方に大変おすすめの一本になっています!







最後まで読んでいただきありがとうございます。
変態的にこだわった素材とサンローランで学んだ空気をはらんだ流れるようなパターン。
そして個性的だけど派手すぎない、気負わずに着られるモードな雰囲気もこのブランドの魅力だと思います。
正直このクオリティでこのプライスも凄いです!
ジワジワとファンが増えているのも納得です。
とても素敵な洋服なので是非お立ち寄りくださいませ。
お待ちしております。


